[PR]

 14のアーティストグループと集団の作品などを通して平成の日本現代美術を振り返る展覧会「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ) 1989―2019」(朝日新聞社など主催)が23日、京都・岡崎の京都市京セラ美術館で始まった。企画・監修を務めた美術評論家・椹木野衣(さわらぎのい)さんの視点から、未曽有の災害やテロ、原発事故の時代に、美術がどう応答してきたかを探る試みだ。

 22日の内覧会では、出展作家らの作品や資料が混然一体となった展示室が披露された。入り口には、幅約15メートルに及ぶ年表「平成の壁」が出現。91年にわずか250人が体験した伝説的な作品「DIVINA COMMEDIA」を追体験できる映像インスタレーションや、05年に結成され世界的に評価の高いChim(チン)↑Pom(ポム)の初期の代表作、東日本大震災前後に東北芸術工科大学のプロジェクト「東北画は可能か?」で制作された巨大な絵画などが公開された。

 4月11日まで。一般2千円など。美術館(075・771・4334)。(田中ゑれ奈)