河合博司
山梨県富士吉田市立病院歯科口腔(こうくう)外科で主任歯科医師として働く日々を、「診療拒否」「パワハラ」を理由にした懲戒免職処分が断ち切った。それから4年余。司法の場で完全勝訴した大月佳代子さん(62)が22日、職場復帰した。復職条件をめぐる市との対立を乗り越え、再び患者と向き合う。
午前8時前、大月さんは病院に入った。
「先生お帰り! 待ってたよ。また一緒に働けてうれしい」
医師、看護師ら8人がバラの花束を用意して待ち構え、顔なじみから声がかかった。病院は新型コロナウイルス対応に追われている。3分ほどだったが、復帰を祝うために集まった。
しかし、診察室に入った大月さんはがくぜんとする。
大月さんによると、いすと歯を…
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朝日新聞社会部