富山で初の鳥インフル、14万羽殺処分へ 今季16県目

野田佑介
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 富山県は23日、同県小矢部市養鶏場で死んでいた鶏から、鳥での感染力や致死率の高い「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県は同日、この養鶏場で飼育されている鶏約14万1千羽の殺処分を開始した。殺処分は1日当たり県職員や小矢部市職員ら720人態勢で行い、26日までかかる見通しだという。

 県は23日、養鶏場から半径3キロ以内を鶏や卵の移動を禁じる「移動制限区域」に、4カ所の養鶏場(計約72万羽)がある半径3~10キロ以内を、区域外への持ち出しを禁じる「搬出制限区域」に設定した。

 県によると、富山県内の養鶏場での鳥インフルエンザウイルスの発生は初めてで、農林水産省が公表している22日時点のデータなどによると国内では今季16県目。22日夕方、この養鶏場から「2千羽ほどの鶏が死んでいる」との通報があり、このうち鶏13羽(生体2羽、死体11羽)に簡易検査を実施したところ、全ての検体から陽性反応が検出されたという。死んだ鶏が見つかった鶏舎は窓のない「ウィンドーレス」と呼ばれるタイプで、県は感染ルートの特定を進める。(野田佑介)