東電社員、他人のIDカードで原発内建屋に 柏崎刈羽

戸松康雄
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 新潟県東京電力柏崎刈羽原発で昨年9月末、東電社員が他人のIDカードを使って、原発内の建屋に入っていたことが23日、わかった。東電は原子炉等規制法に基づく核物質防護規定に違反する事案だとして、原子力規制委員会に報告した。

 東電は取材に対し、核物質の安全管理上の理由などから、社員が立ち入った施設名や社員の立場などは明らかにできないとしている。ただ、すでに再発防止策を規制委に報告しており、社員の処分に関しては「社内で適切に対応した」としている。

 東電は同原発7号機の再稼働をめざしており、国の審査が昨年10月に終了。福島第一原発事故後に設けられた新規制基準に基づく安全対策工事も今月12日に完了した。再稼働に向けて、県と地元の柏崎市刈羽村の同意が得られるかが焦点となっている。(戸松康雄)