北海道新幹線、空席使って荷物運び 佐川急便などが実験

三木一哉
【動画】北海道新幹線の空席を使って荷物を運ぶ「貨客混載」の実証実験=三木一哉撮影
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 北海道新幹線の空席を使って荷物を運ぶ「貨客混載」の実証実験が21日夜、新函館北斗(北斗市)―新青森(青森市)間であった。

 実験はJR北海道佐川急便が実施した。佐川の函館営業所から新函館北斗駅にトラックで模擬貨物を運び、新青森行き「はやて100号」の座席4席に模擬貨物の入った専用ボックスを固定。新青森駅で降ろし、佐川の青森営業所へ運んだ。実験では積み替えにかかる時間や安全性を検証。駅構内での荷物移動、列車への積み下ろしがスムーズにできるかを確かめた。

 佐川は道内と本州の間の輸送にフェリーを使っているが、冬季は荒天の影響を受ける。鉄道を使えば遅延リスクを避けられ、輸送時間も短縮できる。JR北も新幹線の利用率が新型コロナの影響で落ち込み、空席を活用したい考えで、今年度中の事業化を目指す。

 新幹線での貨客混載は山陽・九州新幹線でも実験されている。JR北は宗谷線の稚内―幌延間で昨年4月から佐川の宅配便を輸送しており、1日50~60個を扱っている。(三木一哉)