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 岐阜県大野町は、発掘調査をしていた笹山古墳(同町上磯)について、築造年代が2世紀末~3世紀初めとみられる、と発表した。濃尾平野にある前方後方墳としては最古級となる可能性があるという。

 笹山古墳は、同町の上磯古墳群の一つ。大正時代の開墾によって消失したが、これまでの地中のレーダー調査などで、前方後方墳の存在が判明した。土地の所有者が畑を水田に変えることになったため、町が昨年11月末から発掘調査していた。

 調査では、後方部で周濠(しゅうごう)などが確認された。周濠からは高坏(たかつき)などの土器約10点が出土した。その形状や文様から、古墳は2世紀末~3世紀初めの築造と推測されるという。また、確認された周壕は9・5メートル、未調査区域を含めると10メートル以上とみられ、墳丘の全長は50~60メートル規模と推測。同時期の古墳としては最大規模になるという。

 調査地は埋め戻され、出土品は、来年度に開設予定の町埋蔵文化財センターで展示を予定している。町生涯学習課文化財係の岡田勝幸さんは、「想定より古い古墳とわかり、上磯古墳群の再評価にもつながる」と話している。問い合わせは、町文化財係(0585・34・1111、内線292)へ。(板倉吉延)

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