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 昨年12月から石川県内でも猛威を振るう新型コロナウイルスの第3波で、1月に入って若年層の感染者が急速に増えている。21日には月間の感染者数が322人となり、最多だった昨年8月(305人)を上回った。谷本正憲知事は特に若者向けに、大規模な会食を控えるよう呼びかけた。

 1月(21日まで)の県内の感染者は20代98人、10代38人に達した。第1波の4月は20代11人、10代4人、第2波の8月は20代51人、10代8人。カラオケ店関連のクラスターで高齢の感染者が多かった8月や12月と異なる傾向だ。

 若者の増加は、1月に成人式に伴うクラスターが三つ発生したことが一因だ。県によると、いずれも式典自体は感染対策が取られていたが、前後の会食で感染が拡大したという。

 会食に参加していなかった家族らにも広がり、クラスターは三つとも10人を超えている。若くても症状が悪化する恐れはあり、1月には10代の感染者で初めてとなる中等症の患者も確認されている。

 全体の感染者数が多いことも第3波の特徴だ。石川県では12月と1月で感染者が500人を超え、これまでの感染者約1400人の4割に迫っている。

 県は20日に感染状況を監視するモニタリング指標を見直し、現状を「ステージ2」と位置づけ、感染拡大警報を出した。ただ、その指標の一つ、直近1週間の新規感染者数は同日時点でステージ2の目安85人を超え、125人になっている。これが171人になると、県独自の緊急事態宣言が想定されるステージ3が視野に入ってくる。(波多野陽)

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