元議員秘書「私は犯人ではない」 1億円強盗事件初公判

高嶋将之
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 京都市左京区の不動産会社長宅で2010年、現金1億円を奪い、社長の妻(63)にけがをさせたとして、強盗致傷や住居侵入などの罪に問われた元国会議員秘書、上倉崇敬(かみくらたかゆき)被告(46)の裁判員裁判の初公判が25日、京都地裁(入子光臣裁判長)であった。上倉被告は、強盗致傷事件について「私は犯人ではありません」と述べ、起訴内容を否認した。

 起訴状などによると、上倉被告は10年9月29日、宅配業者を装って社長宅に侵入し、妻の首に刃物を突きつけ、手首を縛るなどして首や手首に約1週間のけがを負わせ、金庫から現金1億円を奪ったとされる。6年後に同じ家から計2700万円を奪った強盗や住居侵入の罪、妻に面会を迫る手紙を送った強要未遂の罪にも問われている。

 上倉被告は強盗致傷事件の当時、二之湯智(さとし)参院議員=京都選挙区=の公設秘書だったが、11年に辞めさせられた。

 強盗致傷事件を巡っては、上倉被告の知人女性(61)も起訴されたが、共謀が認められないとして19年12月、無罪が確定した。(高嶋将之)