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 正月の箱根駅伝中継で話題になった、名物監督の「おまえ、男だ」や「男だろ」という活。「男と女」や「父と母」がつく表現は、SNS上で激しいやりとりが交わされるテーマのひとつだ。家でも街でも、夢の中でも、言葉の用例を採集している国語辞典編纂(へんさん)者・飯間浩明さん(53)はどう考えるのか。

日本語の「男と女」 英語より対等

 ――箱根駅伝で優勝したチームの監督が走者にかけた言葉「おまえ、男だ」が話題になりました。

 「国語辞典を作る人間は、上から目線で言葉を裁くように思われがちなので、なるべく公平に判断したいと思います。私は香川県出身ですが、県内で『香川県人、最高!』と言っても、外から批判されないはずです。『おまえ、男だ』も、仲間内の表現としてはありえます」

 「その上で言うなら、『男一匹』『女心』など『男女』のつく言葉の多くは、男はこういうもの、女はこういうもの、という固定観念が染みついています。『おまえ、男だ』も、『男は強いから、頑張れる』という伝統的なイメージを反映した面があります。全国放送で流れたとき、不快に思われる可能性は考えたほうがよかったでしょう」

記事の後半では、かつての辞書に書かれていた「男」と「女」の説明についても触れながら、性別にまつわる表現を考えます。

 ――「男と女」は、語感だけで判断すると、優劣のない「対」の印象があります。

 「そうですね。そもそも日本語…

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