「優勝しちゃう」 親方が記者に語った〝確信〟

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抜井規泰
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 「優勝しちゃうかもしれないよ」

 24日の千秋楽の昼前。大栄翔(27)=本名・高西勇人、埼玉県朝霞市出身、追手風部屋=の師匠、追手風親方(元幕内大翔山)から私に電話があった。1時間ほどの長電話。親方は「いやあ、どうしよう」と、うれしそうに繰り返した。

拡大する写真・図版初優勝を果たし八角理事長(右)から賜杯(しはい)を受け取る大栄翔=2021年1月24日、東京・両国の国技館、瀬戸口翼撮影

 その数時間後、親方の予想通り、大栄翔は埼玉県出身の力士として初めて、賜杯(しはい)を手にしていた。親方は大栄翔の優勝を、いつ確信したのか。

去年のイブから耐え続けた「外出禁止」

 今場所の番付が発表された昨年のクリスマスイブから、力士たちには「不要不急の外出の絶対禁止」が言い渡されていた。新型コロナウイルスの感染が拡大していた。1カ月以上、相撲部屋と東京・国技館の往復と、買い出し、病院通い以外は外の空気が吸えない――。そんな生活が続いた。

 ある親方は「部屋でささいな…

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