トヨタ子会社、航空機産業から人材受け入れ 数百人規模

初見翔
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 トヨタ自動車子会社のトヨタ車体が、航空機産業の従業員を出向などの形で受け入れていることがわかった。新型コロナウイルス禍で航空機需要が激減する一方、自動車産業は回復基調にある。感染拡大の打撃を受けた企業の従業員の雇用維持に、業種を超えて協力する動きが広がっている。

 受け入れる人材は20社ほどから数百人規模。昨年11月に川崎重工業から、いなべ工場(三重県いなべ市)へ受け入れを始め、今年2月中旬からは三菱重工業からも受け入れる。配属先には吉原工場(愛知県豊田市)も含まれるという。

 航空機産業はコロナ禍に伴う米ボーイングの減産などで打撃を受けている。三菱重工は造船など他の不振分野も含めて国内で3千人規模の人員対策を進めており、トヨタグループの他にも幅広く従業員の出向を打診しているとみられる。

 航空業界では大きな打撃を受けているANAホールディングスも家電量販大手ノジマや地方自治体などへの出向を進めている。(初見翔)