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 出版科学研究所は25日、2020年の紙と電子を合わせた出版市場の推定販売金額が1兆6168億円で前年比4・8%増だったと発表した。電子、紙ともにコロナ禍による巣ごもり需要や「鬼滅の刃(やいば)」の爆発的ヒットが影響した。

 19年の出版市場は電子を含めた統計となった14年以来初めて前年を上回ったが、0・2%の微増にとどまっていた。20年は電子出版市場が3931億円で前年比28・0%の大幅増で全体を底上げ。減少が続く紙の出版物は1兆2237億円で前年比1・0%減と踏みとどまった。紙の書籍では、一斉休校で学習参考書や児童書が大きく伸びたほか、文芸書やビジネス書も前年を上回った。「鬼滅」はノベライズなども含め市場全体に効果が波及した。