漫画家辞めようと…更年期の不調、槇村さとるさんの場合

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高橋美佐子
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 更年期。多くの女性たちは閉経をはさんだ前後の約10年間、思春期と同じようにホルモンのバランスが乱れます。それに伴って個人差はあれど、ホットフラッシュや身体の冷え、抑うつ状態の不調などに襲われるといわれます。人生100年時代、老年期へと向かう折り返し地点をどう過ごせばいいのか、どんな意味があるのか、先輩に聞きました。

漫画家・槇村さとるさん

拡大する写真・図版漫画家の槇村さとるさん=2020年12月18日午前、東京都武蔵野市、関田航撮影

 私の長く苦しい更年期の実体験を赤裸々にするのには理由があるんです。渦中で大変だった時に「なぜ、こんなにつらいと誰も教えてくれなかったの?」と腹が立ったから(笑)。今も乗り越えられてはいませんが、これからの人に少しでも支えになれればと。

〈まきむら・さとる〉1956年生まれ。『愛のアランフェス』『おいしい関係』『リアル・クローズ』など作品多数。夫は性人類学者キム・ミョンガンさん。

 最初の異変は50歳。新宿駅を歩いていて突然、全身の力が抜けました。操り人形の糸がプツッと切れ、崩れ落ちるみたいに。その日、たまたま撮られた写真の顔は生気がなく「おばあちゃん」のよう。でも生来頑丈なので気にしなかった。その年齢で閉経しても、ホットフラッシュとか不快な症状も一切ありませんでした。それが55歳になって、猛烈な腹痛に襲われたんです。ここから本編スタート(苦笑)。

 まず胆石が見つかり、胆囊(…

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