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 スキーリゾートで知られる北海道ニセコ地区の不動産会社「NISEKO PROPERTY」(倶知安町)が約1億1400万円の所得を隠して脱税したとして、札幌国税局は25日、同社とミッチェル・グラント・デイビッド代表(57)=豊浦町=を法人税法違反の疑いで札幌地検に告発したと発表した。告発は昨年12月15日付。国税局はグラント代表の認否を明らかにしていない。

 グラント代表はニュージーランド国籍で、近年海外からの投資が集まっていたニセコ地区で、海外法人向けの不動産業者として知られた存在だった。

 国税局によると、グラント代表は知人の名義を使って不動産取引をして自社の売り上げに計上せず、2015年7月期の1年間に約1億1400万円の所得を隠し、法人税約2900万円を脱税した疑いがある。不正に得た資金は現金で保管していたほか、不動産取引の原資に充てていたという。

 同社は朝日新聞の取材に応じていない。

 信用調査会社などによると、同社は06年8月の設立。ニセコ地区で不動産代理や仲介業を手がける。20年7月期の売上高は約3億3900万円。

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