モデルナのワクチン「変異型にも有効」 日本で供給予定

新型コロナウイルス

ワシントン=香取啓介
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 米バイオ企業モデルナは、自社が開発した新型コロナウイルスのワクチンが英国や南アフリカで確認された変異ウイルスに抗体を作り、予防効果があるという研究結果を発表した。ただし南アの変異ウイルスには効果が低かったため、改良型ワクチンの研究を始めるという。

 研究は、英国と南アで確認された変異ウイルスを再現した疑似ウイルスを使い、ワクチンを接種した人やサルの血清に抗体が十分できるかどうかを調べた。

 その結果、英国、南アの変異ウイルスを邪魔するのに十分なレベルの抗体ができたが、南アのウイルスでは比較的少なかった。このため免疫を増強するための追加接種や、改良したワクチンの研究を「念のため」に始める、という。

 研究結果は、査読前の論文投稿サイトで公開。学術誌にも投稿され、専門家による査読を受けるという。

 モデルナのワクチンは米国で接種が始まり、英国や欧州でも使用許可が出ている。日本でも21日に治験が始まり、今年6月までに2千万人分、9月までにさらに500万人分が供給される計画だ。

 米ファイザーと独ビオンテックも開発したワクチンについて、英国の変異ウイルスに有効だとする実験室での研究結果を発表している。一方、米製薬大手メルクは25日、自社が手がける2種類の新型コロナワクチンが、自然感染よりも免疫効果が得られないとして開発を中止すると発表した。(ワシントン=香取啓介)

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