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 今夏に延期になった東京五輪の開幕まで半年を切った。コロナ禍で開催に懐疑論が出るなか、改めて大会の意義を問い直したい。

医師免許持つ陸上選手・広田有紀さん

 私は医師国家試験に合格してオリンピック(五輪)にも出場するのが一番の夢でした。昨春に医師免許を取得して秋田大医学部を卒業し、研修医にはならず競技1本で進む道を選択しました。

 新型コロナウイルス対策で医療従事者として働く友人や大学同期は、東京オリンピック(五輪)の開催にあまり前向きではないのかなと感じます。選手としては夢の舞台で頑張りたいという気持ちは、もちろんあります。ですが、大事なのは、応援してくださる方々の身の安全が確保されることだと思っています。

 医療従事者の方々は本当に苦労されています。外出や休日の過ごし方は一般の方々よりかなり制限されている。そして、仕事も大変。本来であれば私自身もその立場にいたかもしれない。だからこそ、自分が関与できないもどかしさがある。感染対策として今できることは、自分が感染しないように気をつけることぐらいなので、そこの葛藤はずっとあります。

 客観的に見ても、東京五輪を開…

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