第3回「パソナありき」に島民の不満も 製造業に代わる貢献を

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加茂謙吾栗林史子
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 パソナグループが本社機能の移転を進める兵庫・淡路島北部には、同社のアニメパークや商業施設が相次いで開業している。こうした事業で「地方創生」を打ち出し、自治体との連携や商工団体への参加を通じて地元への浸透を図りつつある。だがその手法をめぐり、住民との間には微妙な距離感も漂う。

 神戸市内から車で高速道路を走って30分余り。明石海峡大橋を渡ると淡路島だ。淡路インターを降りて海岸沿いに10分ほど行くと、地中海の邸宅風の建物が見える。パソナが運営する「クラフトサーカス」というレストランだ。淡路島産の食材を使ったバーベキューやハンバーガーなどが楽しめる。併設する雑貨店2階には南部靖之代表(69)のオフィスも入る。

 周辺にはキャラクター「ハローキティ」をテーマにした同社の商業施設などもある。地元で「西浦」と呼ばれ、海からの風で住宅地に向かないとされてきた地域だが、最近は「西海岸」とも言われ、島外から観光客が訪れる。

 島は人口減が続く。現在約1…

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連載動き出したパソナ(全3回)

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