拡大する緊急事態宣言による時短営業の要請で飲食店が閉まり、ランタンのあかりが際立つ横浜中華街=2021年1月8日午後8時43分、横浜市中区、角野貴之撮影
新型コロナの感染拡大が続き、「巣ごもり」生活が続く。ひとり暮らしなどで、極端に他人と接する機会が減った人は、巣ごもり生活がきっかけで「ひきこもり」になることはあるのか。「気分障害ひきこもり外来」で診療に当たり研究にも取り組む九州大の加藤隆弘講師(精神科神経科)に聞いた。
――単なる「巣ごもり」と「ひきこもり」とは、どこに違いがあるのでしょう。
厚生労働省のガイドラインでは、「ひきこもり」は、就学や就労などの社会的な参加を避けて、原則としては半年以上にわたって、おおむね家庭にとどまり続けている状態だと定義しています。
――外出しているかどうかだけで判断するのは、難しいのでは。
仮想空間や、ツイッターやフェイスブックなどSNSを通じて友人がいる場合もあります。こうした点を踏まえ、約2年前にオレゴン健康科学大学と診断基準を発表しました。
――どんな内容ですか。
大前提としては、少なくとも半…
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