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 楽天の石井一久ゼネラルマネジャー(GM)兼監督(47)が、朝日新聞のインタビューに応じた。2年半前にGM職に就いて以来、積極的にチーム強化をはかってきたが、優勝には届いていない。GM自ら監督に就任した理由とは。掲げる「瞬発力野球」とはどんなものなのか――。

 ――昨秋に監督を兼業し、現場に戻るのは現役だった2013年以来です。シーズンに入ると忙しくなりそうですか。

 「そうですね、現場に出たら試合で勝つことに集中しないといけない。現場の中で感じた選手個々の能力だったり、ポジション別で将来的にもう少し、この層を厚くしていきたいということだったりは、現場から見る戦力のバランスというか、データが取れるメリットがあると思います」

 ――GMが監督就任を決断した一番の理由は何ですか。

 「この選手の能力、後は『ここがもう少しスキルアップしてほしい部分』など、GMとして2年間見てきて、いろんなことを把握しています。新たに(監督に)来てもらうよりは、すんなりとチームのプランを出していけるかなと。新たに入ると、その時間はかかりますし、なかなか最初からうまくエンジンがかからないんじゃないかと思いました」

 ――結果を残さなければと、プレッシャーは感じますか。

 「いろんなところでプレッシャーを背負ってきたので、あんまりプレッシャーは感じないです。皆さんもそうだと思いますけど、一つ一つプレッシャーがかかるところで、そこを打破していかなければ、人間力は上がっていかない。指導者もそういう能力が上がらない。色んなものは乗り越えていかないといけないものだ、と思っています。苦労を背負えるのはすごい幸せなこと。僕は苦労を背負って成長していきたいタイプ。成長できている自負はある。苦労を栄養素として食べていきたい」

 ――監督としては貫きたいことはありますか。

 「一喜一憂しないということ。目標に向かい、ターゲティングをしているからには、プロセスがすごく大事。喜ぶだけじゃなく、どうやって勝ちに導くのかを、1試合ごとに想定する。たまたま打った抑えたではなく、その選手が1~3年後、ちゃんとステップアップしていくようなものを構築させてあげられる現場でいたいです。一喜一憂すると、そこが見えなくなってくる。自分の名誉より、まずチームの将来を見据えて指導していきたい」

 ――2018年のシーズン途中にGMに就任した際、「骨太のチームには生え抜きのスーパースターが必要」と言っていました。今も変わりないですか。

 「今も生え抜きのスーパースターや、看板選手を作りたいなと思いますし、うちのチームからフリーエージェント(FA)ですごい契約を他球団から求められる選手が出てほしい。もちろん信頼関係だったり魅力あるチームを作ったりして、選手に満足して残留してもらう形は作りたいです」

 ――GMに就いてから監督人事や選手のトレード、FA選手の獲得など活発に動きました。周囲から色んな声があったと思います。

 「一番間違えてはいけないことは、人の評価と文句を見極めることですよね。やっぱり、みんな動くことを嫌うので。動くことで称賛はない。将来的な、何年後かを見据えて動いたりすると、みんながネガティブ思考を持つ。でも、そこは評価ではなく、ただの批判。批判と評価は違うと思います」

 ――GMとして持っている信念は。

 「僕は選手あがりです。ジャイ…

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