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 日本一の輸入車陸揚げ港で知られる愛知県豊橋市の三河港の2020年の輸入額が前年比21%減の6530億円で、リーマン・ショックのあおりを受けた09年以来11年ぶりに前年割れしたことが、豊橋税関支署の速報でわかった。新型コロナウイルスの影響で世界的に経済活動がとどこおり、全体の9割近くを占める車の輸入が落ち込んだことが響いた。

 三河港は、ドイツ車など欧州車を中心に輸入車の陸揚げの約50%の全国シェアを誇る。昨年の自動車輸入額は5722億円、台数は16万台で28年連続となる日本一の座を確保したが、金額、台数とも、約2割減少した。高見和宏支署長は「自動車の生産が一時ストップするなどの影響が出たのではないか」と話す。品目別で次に多い鉄鋼も約3割減った。

 20年の輸出額も同19%減の2兆580億円にとどまった。三河港は近隣の田原市で生産されているトヨタ車など北米向け国産車の輸出も盛んで、金額、台数とも名古屋港に次いで全国2位。(床並浩一)