江口英佑
化粧品大手のポーラが1月、「しわ改善」をうたった化粧品「リンクルショット」を初めてリニューアルした。国内初の「しわを改善する」という効果が認められた化粧品として発売されてから4年。各社が参入し、市場規模は2千億円を超えたという。コロナ禍で苦しむ化粧品業界にとって、底堅い市場として競争は激化している。
リンクルショットは厚生労働省にしわ改善効果を初めて認められた「医薬部外品」として2017年1月に発売された。医薬部外品は医薬品に比べ、人体に対する効き目が緩やかなもの。ポーラによると、しわは紫外線や、表情を変える際にかかる圧力などで起きる皮膚のかすかな炎症がきっかけだ。ポーラが開発した有効成分は、炎症で過剰に分泌され、しわの原因となる酵素の働きを抑制するという。
ポーラは02年にしわ発生メカニズムの研究を始め、発売までの15年間で15億円を投資した。リンクルショットは1本20グラムで1万円を超えるが、20年9月末までに約262万本、約341億円を売り上げる大ヒットとなった。
各社も追随した。資生堂は17…
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