【動画】A Scene「15分間の奇跡 先生たちの救命リレー」
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 給食の時間に倒れ、心肺停止に陥った男児の命を教員6人の連係プレーが救った。宮崎市立江南小学校にいまも元気に登校する男児の姿に、担任は「少しでも判断が遅れていたらこんな日常はなかった」と振り返る。命を救う瞬間に居合わせたクラスメートの声を受け、同校は児童らに心肺蘇生法を学ばせる授業を計画している。

 それは昨年9月24日午後0時25分ごろ、雨の降る給食時間だった。3階にある6年3組の教室で、心臓に疾患を持つ男児が突然倒れ、持っていたおぼんを床に落とした。担任の別府貴裕教諭がうつぶせになった男児の体を横に向けると、顔は青白く、呼吸は乱れていた。

 「田上先生、AED!」

 別府教諭の叫び声を聞き、田上政宏講師が隣の特別支援の教室から駆けつけた。先に男児のそばに来ていた久木元成行教諭に119番をダイヤルした携帯電話を託し、自らは胸骨圧迫を始めた。黒木静香講師は1階の玄関へ走り、AEDを運んだ。それを受け取った隈本加津美教諭が電極パットを男児に装着。電気ショックを施すと、男児の体は跳ね上がった。

 「ショックは必要ありません」。2回目の解析後、AEDの電子音声がそう告げた。その後も胸骨圧迫を続ける。そして男児の名前を呼び続けていた吉瀬恵子・養護教諭は、男児の目から涙が流れた瞬間、「助かった。よかった」と安堵(あんど)した。救急隊に男児を預けたのは救助開始から約15分後だった。

AEDと先生たちがつなぎ留めた命、「A Scene」の動画でご覧いただけます。そして、まもなく巣立つ教え子へ先生が託したい願いとは。

 この出来事を受け、同校は卒業…

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