「日本一の救急」名古屋でも苦悩 狭い車内で感染不安

有料会員記事新型コロナウイルス

小林圭、堀川勝元
[PR]

 迅速な搬送で「日本一の救急」を誇ってきた名古屋市で今月下旬、重症者の搬送に1時間超かかり、2人が心肺停止状態となった。急病やけがで救急車を呼んでも、新型コロナウイルス感染急拡大の影響で受け入れてくれる病院が見つからない。救急隊員にもさまざまなプレッシャーがかかっている。

 「足に力が入らない」。1月中旬、名古屋市内の80代女性から119番通報があった。一人暮らしで、2~3日前から食事や水分がとれていないという。体温は37・2度。出動した救急隊員の立松篤典さん(37)は、脱水症状か栄養失調、最悪の場合は脳梗塞(こうそく)かもしれないと考えた。

 救急車に運び、病院に受け入れ要請をしたが、「発熱している人は受けられません」とたて続けに断られた。30~40分間立ち往生していると、女性は申し訳なさそうに「もういいですよ」と申し出た。立松さんは「もう少し待って下さい」と説得し、7件目でようやく搬送先を見つけた。

 救急隊員になって5年。感染拡大前は、長時間搬送できないことはほぼなかったが「何とかしたくても、どうにもできない」。

 受け入れ要請4回以上、かつ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]