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 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)で、新型コロナウイルスの感染が相次いでいる。敷地内の工事や原発の定期検査(定検)に従事する請負会社の作業員にクラスター(感染者集団)が発生し、約400人が出勤停止となっている。定検や工事の工程に影響する可能性もある。

 九電や佐賀県によると、24日までに玄海4号機の定検や工事に従事する岩田工業所(同県唐津市)の従業員5人の感染が判明し、県はクラスターとの認識を示した。さらに26日には、岩田工業所の従業員1人と、同じフロアで働く別の請負会社の作業員1人の感染もわかった。

 九電はフロアの消毒を行い、岩田工業所の従業員約100人と、同じフロアの会社の約300人が出勤停止となっている。解除する時期は保健所の指導に従うとしている。

 いずれも九電社員との接触はなく、運転に影響はないという。ただ、地元では感染拡大を不安視する声も出ており、共産党の佐賀県委員会は25日、工事の中止を九電や県などに求めた。(女屋泰之)