クラフトビール、一転ピンチに 観光や外食向け振るわず
若井琢水、中島嘉克
クラフトビールをつくっている各地の醸造所がコロナ禍に苦しんでいる。観光や外食向けが振るわず、「家飲み需要」の恩恵は受けにくい。近年のブームは終わってしまうのか。
拡大する香川県の小豆島にある醸造所「まめまめびーる」の商品。酒税法上の扱いは発泡酒だ=醸造者提供
香川県の小豆島にある醸造所、まめまめびーるは、しょうゆのもろみなど地元の素材を生かし、観光客らの人気を集めてきた。
しかし、コロナ禍で観光客も帰省客も減少。小豆島観光協会によると、島の内外を結ぶ昨年12月のフェリーの乗降客数は前年より35%ほど減った。
醸造者の中田雅也さんは「気…
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