[PR]

 資源開発最大手の国際石油開発帝石は27日、事業活動で排出する二酸化炭素(CO₂)を2050年に実質ゼロにする目標を発表した。CO₂を回収・貯留・再利用するCCUS技術の開発や、水素・再生可能エネルギー事業を強化する。社名も4月から、海外で使っているINPEX(インペックス)に変える。

 国際帝石は世界約20カ国で石油や天然ガスの開発・生産を手がけるが、石油や天然ガスは脱炭素化で「需要の下押し圧力が強まる可能性がある」として事業構造を見直す。天然ガスから水素を生産する事業や、地熱や洋上風力などの再生エネ事業を拡大する。今後5年間に見込む年2500億~3千億円の投資額のうち、1割程度を脱炭素関連にあてる。

 上田隆之社長は27日の会見で「今までの石油、天然ガスを中心とした会社から、新しい分野に挑戦する二面性を持った会社に変わっていく」と話した。(新田哲史)