仙台空港24時間化へ 地元2市、来月にも受け入れ表明

石橋英昭
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 宮城県がめざす仙台空港の24時間化について、地元の名取、岩沼両市が来月、受け入れを表明する見通しとなった。それぞれ条件となる地域振興策をまとめており、県や地元との調整は大詰めの段階だ。名取は2月4日、岩沼は5日に議員(全員)協議会を開く方向で、市議会での表明後、村井嘉浩知事と覚書を取り交わす手続きに入る。

 岩沼市は27日の議員全員協議会で、県道岩沼蔵王線の延伸や空港アクセス鉄道の延伸・新駅整備など県への要望項目を説明。県の担当者も出席し、地域振興への協力を約束した。会合の後、菊地啓夫市長は取材に「議員の意見を考慮し、県とも調整の上、次回に『24時間化に向けて進む』と表明したい」と話した。

 名取市の山田司郎市長も27日の定例記者会見で「24時間化受け入れを是としながら、地域と最終的な協議に入る」と発言。地域の要望事項に加え、市内にある県立がんセンターなど3病院の統合協議を見据え、医療充実を県に求めることを決めている。27~29日、館腰、下増田、愛島の3地区で説明会を開く。

 県は2018年8月、東北経済の活性化などを目的に、空港24時間化に向けた運用時間の延長方針を両市に提案。騒音対策を中心に住民説明会を重ねてきた。昨年8月、知事、両市長、仙台国際空港社長の4者協議が開かれ、騒音対策に理解が得られたとして、地域振興策の議論に進むことで合意していた。石橋英昭