日本の野生植物を網羅「フロラ・オブ・ジャパン」完結

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 日本の野生植物(シダ植物と種子植物)の分類学的情報を網羅した英文書「フロラ・オブ・ジャパン(Flora of Japan)」(全4巻8分冊+総索引、定価1万3200円~5万5000円<税込>、発行・講談社、総発売元・丸善雄松堂)が、1993年の第1回配本から約27年かけて完結した。

拡大する写真・図版全巻そろった「Flora of Japan」=講談社サイエンティフィク提供

 日本の植物をまとめて世界に発信する書籍は、故大井次三郎氏による『日本植物誌』の英訳版以来約55年ぶり。この間の分類学的な変化を反映し、新たに沖縄・小笠原の植物や主要な外来植物を盛り込んだ。

 編著者の一人、岩槻邦男・東京大名誉教授によると、生物多様性が高くて破壊の危機にある「生物多様性ホットスポット」の一つに日本が選ばれた際は、基準を満たす根拠としても役立ったそうだ。