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 3月末に休止される草壁航路を巡っては、地元住民らが「草壁・高松航路存続を考える推進会」を結成し、国への陳情や集会など反対運動を行っている。今月17日には草壁港近くで決起集会を開き、住民約600人が集まったという。

 推進会は、草壁航路が休止されれば、高松への通院で利用している高齢者にとって大きな負担になると指摘する。航路が集約される池田港周辺の池田地区と、草壁港のある内海(うちのみ)地区とは人口差も大きく、池田の約4300人に対し、内海は約9900人が暮らす(小豆島町調べ、昨年末現在)。また、内海地区には、寒霞渓や道の駅「小豆島オリーブ公園」といった島内の主な観光地もある、というのが推進会の主張だ。

 会の共同代表の中川光秋さん(74)は、今後も国や県に陳情をしていくといい、「存続の可能性がある限り反対を続けていく。多くの住民が草壁航路を必要としている」と訴える。(石川友恵)

 高松港と小豆島の池田港を結ぶフェリーを1日2往復増便して10往復とする国際両備フェリーの申請を、四国運輸局が21日付で認可した。高松港と同じ小豆島の草壁港を結ぶ航路が3月末で休止するのに伴い、4月1日から増便する。

 小豆島の航路を巡っては、昨年8月、草壁航路を運航していた内海フェリーの全株式を国際両備フェリーが取得した。内海フェリーは昨年9月、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化したとして、草壁航路(現在は5往復)の3月末での休止を四国運輸局に届けた。

 一方で、国際両備フェリーは9月末、草壁港から約8キロ離れた池田港と高松を結ぶ航路の2往復増便を申請。池田港に航路が集約されるが、草壁港周辺の住民にも利用してもらう。

 増便が2往復になった理由について、両備グループの広報担当者は「これ以上増便しても利用者が見込めない」と話している。(福家司)

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