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 フランスのカンヌ国際映画祭事務局は27日、例年の5月開催を見送り、日程を7月6~17日に変更すると発表した。世界的にコロナ禍の収束が見通せないためだ。昨年は通常の開催を断念して、最高賞パルムドールも選出しなかった。

 2021年のカンヌ映画祭はこれまで、5月11~22日に開くとしていた。欧州では、いったん落ち着きを見せた新型コロナウイルスの感染が昨秋以降に再拡大した。ワクチンの接種が各国で始まっているが、複数の変異ウイルスの確認もあって危機感がなお強く、5月開催は難しいと判断した。

 昨年は約半世紀ぶりに最高賞の選出を見送り、河瀬直美監督の「朝が来る」など56本をカンヌの「公式選出作品」として発表する対応をとった。(ブリュッセル=青田秀樹)