NY株が続落、633ドル安 約3カ月ぶりの下落幅に

ニューヨーク=江渕崇
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 27日の米ニューヨーク株式市場は、主要企業でつくるダウ工業株平均が大きく続落し、前日比633・87ドル(2・05%)安い3万0303・17ドルで取引を終えた。下落幅は昨年10月以来、約3カ月ぶりの大きさ。700ドル超値下がりする場面もあった。

 米航空機大手ボーイングが朝方発表した2020年の通期決算は、純損益が119億ドル(約1・2兆円)もの巨額赤字で、同社株が4%急落して相場の重しとなった。新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れへの懸念も強まった。

 昨年11月の米大統領選バイデン氏が勝利を確実にして以降、米株式相場は上げ足を強め、最高値を更新し続けてきた。高値への警戒感から利益確定売りが出やすくなっており、ダウ平均は5営業日連続での下落となった。

 このところ個人投資家による投機的な動きが過熱。ゲーム販売店のゲームストップ株が4日間で8倍に急騰するなど一部の銘柄が異例の値動きを見せており、逆に相場の不安定感が意識された面もありそうだ。

 ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数も大幅下落。前日比355・46ポイント(2・61%)低い1万3270・60で引けた。

 28日の東京株式市場は、米国の株安を受け、日経平均株価が下落。午前は前日比312円15銭安の2万8323円06銭で取引を終えた。一時、下げ幅が600円を超え、12日以来の2万7000円台をつけた。(ニューヨーク=江渕崇)