25年以上前のわいせつ行為を認定 教諭を懲戒免職へ

芳垣文子
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 札幌市での中学から大学時代、中学校で習った男性教諭から性的暴力を受けたとして、東京在住の写真家石田郁子さん(43)が男性教諭の懲戒処分を求めていた問題で、札幌市教育委員会は男性教諭を懲戒免職にする方針を固めた。25年以上前の生徒へのわいせつ行為を認定した。28日午後の教育委員会会議で決める。

 石田さんは札幌市立中学校を卒業直前だった1993年から大学2年まで、この教諭から体を触られたりキスされたりしたという。38歳の時に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症。2019年に教諭と札幌市を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。

 昨年12月の東京高裁控訴審判決では請求できる期間が過ぎているとして訴えは棄却されたが、性的行為については認定された。これを受け石田さんは札幌市教委に教員の処分を求め、市教委が再調査していた。

 札幌市教委は16年に石田さんから被害の申し出があった際にも教諭から聞き取りするなど調査したが、教諭が否定したため処分されなかった。今回は高裁判決の事実認定を重視した。(芳垣文子)