本場マーラータンは串串串 汗かき70本、私のご褒美飯

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広州=奥寺淳
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 私には「ご褒美メシ」というものがある。

 仕事を頑張った日、大きな事案のヤマを越えたとき、遅くまで仕事をした夜……。そんなとき、自分へのご褒美として食べる料理である。

拡大する写真・図版「楊国福」のマーラータン。私がいつも選ぶのは「微辣」というマイルドな辛さ。野菜がたっぷり入っている

 麻辣烫(マーラータン)。

 中国に詳しい方なら、誰もが知っている「鉄板」のB級グルメ。野菜や肉、キノコ、練り物、豆腐など自分が好きな具材を選んで、香辛料がきいたスープに通して食べる定番の「小吃(シャオチー)」(手軽に食べられる料理)だ。日本でもここ数年、マーラータンが一部で静かなブームになり、ネット上のレシピでも紹介されるようになっているので、ご存じの方も少なくないだろう。

拡大する写真・図版昨年7月下旬、新型コロナ対策で14日間の隔離あけに訪れたときに選んだ食材。野菜の上にキクラゲ、シメジ、卵麺、鴨血、油条などをのせた

 「ご褒美」が、フランス料理やステーキではなく、マーラータンとはうそっぽいと思われるかもしれないが、決してふざけているわけではない。やみつきになる味で、本当は毎日食べたいくらいだ。しかし、あまりに好きなので、飽きて食べたくなくなるという事態はなんとしても避けたい。毎回、食べたときの感動を保つためにも、原則、週に1回まで、と心に決めている。

 昨夏、7年ぶりに中国に赴任し、新型コロナ対策で14日間の隔離があけてすぐに食べたのもマーラータンだった。

 いま住んでいるアパートを決…

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