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 偽の切手を売買したなどとして、警視庁は28日、さいたま市や大阪市の20~60代の男女4人を郵便切手類模造等取締法違反(販売の禁止など)容疑で書類送検し、発表した。自分で偽造するなどして、インターネットオークションで繰り返し売っていたという。同庁が同法を適用して容疑者を摘発するのは初めてで、全国でも珍しいという。

 4人は青森県弘前市の無職の男(62)、さいたま市の会社員の男(24)、富山市の会社員の男(56)、大阪市のパート従業員の女(44)。いずれも面識がなかった。

 保安課によると、4人は2019年11月~20年8月、偽の切手をオークションで売るなどした疑いがある。希少な記念切手などをカラーコピーで偽造したり、オークションで入手したりして、元値より高く売っていた。逓信省時代の切手の偽物なども含まれていたという。「サンプル」「レプリカ」と説明していたが、同法では本物に酷似した切手の輸入や販売そのものを禁じている。

 4人の売り上げは5万6千円から約470万円とみられ、「違法とは思わなかった」「切手愛好家に見て欲しかった」などと供述しているという。