一條優太
携帯電話の無線通信網を使って列車を制御する新たなシステムによる試験走行が27日深夜から28日未明にかけ、埼玉県内で報道関係者に公開された。JR東日本によると、同様のシステムが実用化されれば世界初。2024年度にローカル線での導入を目指している。
JR東によると、列車位置をGNSS(全球測位衛星システム)で検知。携帯電話の通信網を通じ、列車に搭載した装置から踏切にある装置に列車が接近していることが伝わり、遮断機が下りる。踏切で非常ボタンが押された際は、踏切側から列車側に情報が伝達される仕組みだ。
試験走行は昨年9月に始まり、この日は八高線小川町―寄居駅間で行われた。非常ボタンを押すと列車内に警報音が鳴り、運転士がブレーキを掛けたり、自動ブレーキが作動したりして踏切の手前で停止した。
JR東によると、運転士に踏切…
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