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 日本郵便のゆるキャラ「ぽすくま」を描いた1円切手が4月14日から、全国の郵便局で発売される。1円切手は長く「郵便制度の父」と呼ばれる前島密(ひそか)の肖像だけで、前島以外の1円切手が発行されるのは約70年ぶり。「歴史的な出来事」(郵便関係者)を後押ししたのは、新聞の読者投稿欄に載った利用者の声と、それを読んだ日本郵政トップの働きかけだった。

 ぽすくまの1円切手はシール式。50枚1シート50円で販売し、ばら売りはしない。前島の切手と並行して発行する。

 日本郵便によると、前島の1円切手がいまの構図になったのは1951年。その後は1円切手は前島1種類だけだったという。

 ただ、消費税率の引き上げで郵便料金が小刻みに変わり、利用頻度が増えた1円切手について「他のデザインがいい」「可愛い切手にして」との要望が郵便局などに相次いでいた。

 さらに、日本郵便を傘下に置く日本郵政の増田寛也社長は28日の記者会見で、朝日新聞などの投稿欄に掲載された同様の声を読んで新切手の検討を促したと説明。「潜在的ニーズが高いと思った」と語った。

後押しした、新聞への読者投稿

 実際、朝日新聞「声」欄には昨年2月、こんな声が載った。

 「失礼ですが、いかめしい顔のおじさんの切手を貼ると、何だかテンションが下がってしまいます」

 「他の切手と組み合わせて貼った時に、氏のいかめしい顔つきがどうにも違和感を伴います」

 ただ、前島は日本郵便の関係者にとって特別な存在だ。

 前島は大蔵省や内務省の官僚を…

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