「21世紀代表する建物に」坂茂氏設計の新博物館 愛知

小山裕一
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 愛知県豊田市中心部の県立豊田東高跡地(同市小坂本町)で整備が進む新しい博物館が、2024年秋に全面開館する。静岡県富士山世界遺産センターなどの設計で有名な建築家・坂茂氏(63)が基本設計を担当。「21世紀を代表する建物になるように、木材など再生可能な材料をできるかぎり使う」という。

 市によると、新博物館は、建築家の谷口吉生氏(83)の設計で知られる市美術館のすぐ北側に建てられる。美術館と調和をとるため、建物の高さや規模をそろえるように設計されているという。また、外の景観のデザインについても、美術館の庭を設計した米国のピーター・ウォーカー氏に再び依頼し、統一感を出す。敷地は3・9ヘクタール。4階建てで、建築面積は4400平方メートル、延べ床面積は7700平方メートルになる。来年度中に実施設計を終え、建設工事の入札や新築工事に着手するという。

 今月5日に記者会見した坂氏は「博物館の外側には、市民がイベントを開催できる空間があり、屋内とつながるような設計にした。屋根には太陽光パネルを設け、再生可能エネルギーも活用する」と話した。

 坂氏によると、車のまち・豊田市の特徴を生かすため、技術開発が進めば、市内に点在する他の博物館と新博物館を自動運転のバスでつなぐ構想もあるという。(小山裕一)