見知らぬ誰かに「おごるぜ!」 店も客も、支える優しさ

有料会員記事新型コロナウイルス

細見卓司
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 コロナ禍で苦しむ飲食店と、生活に困っている若者らをともに支援したい。そんな願いを両立させるため、大阪市生野区で「おごるぜ!チケット」という取り組みが始まった。少しずつ輪を広げ、息の長い支援にしていくことをめざす。

 生野の活性化をめざす一般社団法人いくのもりが今月19日から始め、現在9店が参加している。仕組みはこうだ。

 参加店で食事をした賛同者は、自分の分と別にもう1食分のお金を払う。チケットに「店名」「品名」「支援金額」「払った人の名前」を記入して店に置いていく。店によっては、食事代のおつりをチケットに充てることもできる。若者らは店でチケットをもらえば、無料で食事ができる。

 桃谷商店街のピザ店「ピッツェリア・カサディエッロ」は真っ先に参加を申し出た。テイクアウトでチケットが使える。オーナーの塚本敬次さん(46)は「店内での飲食ではチケット利用を遠慮してしまう人もいるかも」と考えた。

 「ピザは切って簡単にシェアできる。チケット利用者が家族や友人ら、ほかに困っている人にも分け与えられる」

 JR桃谷駅近くのカフェ「葉菜茶(はなちゃ)」も参加した。店主の橋詰貴代子さん(56)は「コロナ禍で街が静まりかえっている中、幸せな気持ちが循環して笑顔が広がっていけばいい」と願う。

 いくのもりは昨年からさまざ…

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