法隆寺・金堂壁画を再現 JR法隆寺駅通路で

伊藤誠
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 奈良県斑鳩町観光協会(浦口隆会長)は、今年が「聖徳太子1400年御遠忌(おんき)」にあたるのに合わせ、JR法隆寺駅(同町)構内にある歩行者用の南北自由通路に、世界遺産法隆寺の金堂壁画の一部を再現。28日、町や同寺関係者らと現地で除幕式をして完成を祝った。

 同観光協会によると、1949(昭和24)年の火災で焼損した後に再現模写された、現在の壁画の画像データを使用。フィルム加工して通路壁面にぴったりと貼り付けてある。約5年間、展示する予定という。

 自由通路には「阿弥陀浄土図」(縦約1・9メートル、横約1・7メートル)、「文殊菩薩(ぼさつ)像」(縦約1・9メートル、横約1・1メートル)など4点が並ぶ。いずれも実物よりは小ぶりだが、細かい線や模様などがはっきりとわかる。また、それらの上部には火災で焼損を免れた「飛天」(縦約0・7メートル、横約1・7メートル)もある。

 除幕式に参加した古谷正覚・法隆寺管長は「とてもありがたい。駅に来られた方たちに、再現壁画を見て法隆寺をイメージしてもらい、聖徳太子のことも思い出してほしい」などと話した。(伊藤誠)