「第3次ベビーブーム、なぜ来ない?」団塊世代の首相に

山下龍一、三輪さち子
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 なぜ日本に第3次ベビーブームは来なかったのか。「団塊ジュニア」の国民民主党の伊藤孝恵氏(45)は28日、参院予算委員会菅義偉首相に問いかけた。子どもを育てやすい環境をつくることが政治の責任だ、と思いをぶつけた。

 「父は第1次ブーム生まれで同級生が約270万人。私は第2次ブームで約210万人。しかし、第3次ブームは起こらなかった。なぜだと思いますか」

拡大する写真・図版参院予算委で質問する国民民主党の伊藤孝恵副代表=2021年1月28日午後1時1分、恵原弘太郎撮影

 72歳の首相は「私は(伊藤氏の)お父さんと一緒(の世代)。子どもを産み育てることのできる環境になっていなかったということだ」と語り、不妊治療の保険適用や男性の育児休業の促進に取り組むとした。

 伊藤氏は「子どもや若者にもっとお金をかけなきゃいけないことを首相が頭の片隅に置くだけでだいぶ変わってくる」と訴えた。

拡大する写真・図版参院予算委で質問に答える菅義偉首相=2021年1月28日午前9時4分、恵原弘太郎撮影

 伊藤氏は生活に身近な疑問を国会で取り上げるように心がけている。

 衆院本会議場の入り口付近には喫煙専用室がある。本会議の前後に、マスクを外して話し込んでいる議員や記者がいるとして、新型コロナウイルス感染対策上、問題があると訴えた。

拡大する写真・図版衆院本会場前の喫煙場=2021年1月28日午後4時2分、恵原弘太郎撮影

 衆院の築山信彦事務次長は「喫煙専用室の入り口には適切な距離を保ち、間近で会話することを避けて欲しいと掲示している」と答えた。伊藤氏は「密の議場に密の喫煙ボックス。国会の浮世離れぶりを象徴している」として対策を求めた。(山下龍一、三輪さち子)