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 神奈川県は28日、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養する人たちのための、人工知能(AI)による安否確認システムで26日に不具合が発生し、自宅療養中の912人と連絡が取れなくなっていたことを明らかにした。

 県によると、このシステムはAIが電話をかけて音声通話で自宅療養者の安否を確認し、電話に出ない場合などに保健所職員が対応を始めるというもの。不具合は26日午前に発生し、軽症や無症状で自宅療養中の912人と連絡がとれていない状態になった。システムのバージョンアップにともなうものとみられ、同日午後に復旧したという。

 一方、同日午後1時ごろ、軽症で自宅療養中だった伊勢原市の50代男性が自宅内で倒れているのを、男性と連絡が取れないことを心配して訪ねた親族が発見。救急隊がその場で死亡を確認した。未明に亡くなったとみられるという。

 前日の25日午後4時ごろ、男性は保健師との電話で「せきやのどの痛みがある」と話していたという。システムによる安否確認は1日2回だが、26日午前は、不具合により安否確認ができていなかった。(岩本修弥)