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資金提供直後、薬剤使用量が8倍に 三重大病院汚職事件

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村井隼人、山下寛久、岡田真実
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 三重大病院を巡る汚職事件で、津地検に第三者供賄容疑で再逮捕された元教授亀井政孝容疑者(54)が、贈賄側とされる小野薬品工業大阪市)から資金提供を受けた直後、同社の薬剤の月間使用量が8倍に急増したことが病院への取材でわかった。問題発覚後、使用量は元の水準に戻ったという。

 津地検によると、臨床麻酔部副部長だった亀井元教授は同社社員から同社製薬剤「オノアクト」の積極的な使用を依頼され、見返りとして2018年3月20日、200万円を奨学寄付金として三重大の口座に振り込ませた疑いがある。

 亀井元教授は18年4月に准教授から教授になり、同部長に就任。オノアクトの手術での使用量は前月の10本から8倍の81本に、翌5月には122本に急増した。19年度は計3267本で、最多で376本の月もあった。問題が発覚し亀井元教授の自宅待機が始まった20年4月は54本、5月は23本に減少したという。

 病院内の別の部署が急増に気づき、臨床麻酔部に問い合わせたこともあったが、「教授が代われば使用実績が変わることもある」と内部で問題にはされなかったという。

 オノアクトは手術中に不整脈…

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