昨年の平均求人倍率は1.18倍 45年ぶりの大幅下落

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 厚生労働省が29日発表した2020年の年平均の有効求人倍率は1・18倍で、前年より0・42ポイント低下した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オイルショック後で雇用が不安定だった1975年(前年比0・59ポイント低下)以来、45年ぶりの下落幅だった。

 求人倍率は、求職者1人あたり求人が何件あるかを示す。昨年12月の有効求人倍率季節調整値)は、前月と同じ1・06倍だった。ただ、企業の雇用意欲を示すとされる新規求人は11月より減り、前年同月より18・6%少ない水準。産業別では、宿泊・飲食サービス業が同31・4%減、生活関連サービス・娯楽業が同30・8%減だった。

 総務省が29日発表した昨年12月の完全失業率季節調整値)は2・9%で、前月と同じだった。完全失業者数は、前月より6万人増の204万人だった。