京都国際、初の甲子園 校歌は韓国語「なかなか難しい」

高校野球

山口裕起
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、阪神甲子園球場)の出場32校が29日、発表された。昨秋の近畿大会で4強に進出した京都国際は、春夏通じて初の甲子園。今は部員40人全員が日本人だが、同校の前身は京都韓国学園。甲子園に韓国語の校歌が流れる。

 野球部は創部した1999年に外国人学校として史上初めて夏の選手権京都大会に出場。1回戦で前年全国準優勝の京都成章と対戦し、0―34で大敗した。04年に現校名に変更。06年からコーチとして指導し、25歳で監督になった小牧憲継監督(37)は「最初は野球どころではなかった。やんちゃな選手の集まりで、1試合をする集中力もなかった」と振り返る。

 それが、今では「接戦に強い」が持ち味に変わった。両翼が70メートルもない狭いグラウンドで守備を徹底的に鍛えると、1球に対する選手たちの集中力も磨かれた。

 京都3位で臨んだ昨秋の近畿大会は、1回戦で和歌山東を1点差で破り、準々決勝の神戸国際大付(兵庫)にも1点差で競り勝って4強入りを決めた。

 夏の京都大会では2018年4強、19年準優勝と甲子園に近づいており、19年秋、20年秋のドラフトでは2年連続でプロ野球選手が輩出。近年は地元の野球少年からも人気を集める高校になった。

 全校生徒は132人で、Kポップ好きや国際交流を学びたい生徒も入学する。英語のほかに韓国語の授業も受けているが、小牧監督は「韓国語の校歌はなかなか難しいんですよ」。甲子園で元気いっぱい歌えるよう、選手たちは各自で校歌の練習もしているという。(山口裕起)