官房機密費、菅内閣で5億円 加藤長官「説明は控える」

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 加藤勝信官房長官は29日の記者会見で、昨年9月の菅内閣の発足以降、官房機密費として5億円を支出していることを明かした。このうち官房長官が政策判断で使い、領収書も必須でない「政策推進費」が約3億6千万円だとした。

 政策推進費の使途について、加藤氏は「明らかにすることは適当でないとしてきており、説明は差し控える」と述べた。将来的な公開についても「明らかにすれば、結果として関係者との信頼が失われ、政策に関する事務の遂行に支障が生じる恐れがある」として否定的な考えを示した。

 官房機密費は28日の参院予算委員会でも取り上げられた。

 共産党の小池晃氏は、菅義偉首相官房長官だった第2次安倍政権下で約95億円4千万円支出され、そのうち政策推進費が約86億9千万円だったことを指摘。「国民の理解が得られると思うか」と追及した。

 小池氏はさらに、昨年9月の自民党総裁選のために支出したのではないかとただすと、首相は「そのようなことは一切ありません」と否定した。