東芝が3年半ぶり東証1部復帰 釘刺す「もの言う株主」

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小出大貴
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 東芝が29日、東京証券取引所2部から1部に復帰した。米原発事業の失敗による債務超過のため2017年8月に2部に降格しており、復帰は3年半ぶり。事業売却や組織改革など再建への取り組みが東証に認められたかたちだ。1部復帰を機に、再建を加速させたい考えだが、「もの言う株主」との対立など、火種はなお、くすぶっている。

 「東芝の再生、今後の飛躍にとって非常に大きな節目になると捉えている」

 新型コロナウイルスの感染拡大によって東証での記念式典は中止となったものの、29日に東芝が公開した動画で車谷暢昭社長は満足げな表情を見せた。

 中堅企業が中心の2部から、大企業が多く東証株価指数(TOPIX)にも組み込まれる1部に昇格すると、株価の上昇やスムーズな資金調達が期待できる。この日、東芝株の終値は3415円。1部復帰が承認される直前の終値から1週間で約15%上がった。幹部らは「2部では超えられない天井だった4千円台」を視野に入れる。

相次いだ不正、東証の審査は標準の3倍以上に

 東芝は2部降格の後、資金調…

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