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 東海3県の国会議員が代表を務める政党支部などが2019年に開催した支援者向けの行事で、議員4人の行事が10万円以上の赤字だったことがわかった。1人は記載に誤りがあったとして、取材後に政治資金収支報告書を訂正した。ほかの3人は赤字分を事務所や団体側が負担したと認めたが、いずれも「寄付にあたるとの認識はない」としている。

 支援者向けの行事については、安倍晋三前首相の後援会が開いた「桜を見る会」前日の夕食会で、安倍氏側が支出超過分を補塡(ほてん)したことが問題化した。

100万円超の赤字も

 19年分の政治資金収支報告書によると、国民民主党の古川元久衆院議員(55)=愛知2区=の資金管理団体は19年、ピアニストらの演奏会「サマーコンサート」を2回開催。うち1回は、17万5千円の収入に対して支出が58万3千円で、40万8千円の赤字だった。

 古川氏の事務所は取材に対し、コンサートで配るプログラムの広告収入を計上していなかったと説明し、収支報告書を訂正した。訂正後も12万2千円の赤字で「会場費が高く、支出が上回った」とコメントした。また、少なくとも13~17年に開いた同様のコンサートの収支を報告書に記載していなかった。

 事務所によると、17年までは後援会関係者らでつくる実行委員会が主催していたといい、「古川議員があいさつをするだけで、事務所は収支に一切関わっていなかった」と説明した。

 他の3人は、新春のイベントに関するものだった。

 自民党の野田聖子衆院議員(60)=岐阜1区=の政党支部は19年1月に「新春の集い2019」をホテルで開催。255万9千円の収入に対し、支出は299万6千円、43万7千円の支出超過だった。17、18年の同様の行事も40万円以上の赤字だった。野田氏の事務所は「会場代などの諸経費を政党支部が負担した。飲食は提供しておらず、会費1千円は記念品の購入にあてた」と答えた。

 国民民主党の大塚耕平参院議員(61)=愛知選挙区=の資金管理団体が開いた新春交礼会は、183万6千円の収入に対し、支出は304万5千円で、120万9千円の赤字。16年以降、毎年100万円以上の赤字が続いている。大塚氏の事務所は「約1万人に案内を送るため、赤字分は往復はがきの印刷代や発送費がほとんどだ」とした。

 立憲民主党の中川正春衆院議員(70)=三重2区=の資金管理団体は、新春の集いで66万円を支出し、収入は76万7千円で10万7千円の赤字だった。中川氏の事務所は「当日の天候が悪く、キャンセルが出た」とした。

 こうした赤字分の補塡が、公職…

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