内定けって選んだ飼育員 夢かなえた22歳、奮闘の1年

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安田琢典
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 内定していた英会話学校の講師を辞退しても、なりたかった夢の仕事が三重県伊勢市にあった。海のない奈良県で生まれ育った久保流歌(りゅうか)さん(22)が、熱い気持ちで数々の難題を乗り越えて、カリフォルニアアシカなどの動物を相手にする伊勢シーパラダイスの飼育員になって、まもなく1年を迎える。

 午前11時半に始まるカリフォルニアアシカのショーが、一日の中で最初の見せ場になる。

 舞台裏で呼吸を整えながら、出番に備える。先輩飼育員のコールを受け、アシカとともに登場すると、笑顔できびきびと指示を出していく。

記事の後半では、久保さんが思いを語った動画も紹介しています

 2020年4月に入社。この年の8月にデビューしたばかりの新人は、動きがぎこちなくなることも。

 そんなときは、アシカが助けてくれる。

 「私があいまいな指示を出すと、アシカは『え?』っていう目で訴えてくる。逆にアシカが私の指示を間違えると、『ごめん』っていう感じで泣きながら謝ってくる」

 日々、奮闘する久保さんの経歴は、水族館業界ではかなり変わっている。

【動画】奮闘する伊勢シーパラダイスの文系飼育員=安田琢典撮影

 伊勢シーパラダイス広報担当…

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