学校の車は夜の弁当工場へ 彼らの働き過ぎは誰のせいか

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平山亜理、内田光
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 「アルバイトの時間をオーバーしているから、在留資格の更新はできない」

 昨年4月、長野県松本市の専門学校に通っていたベトナム人留学生のリューさん(25)は、学校職員に付き添われて日本に滞在する資格の更新に行った東京出入国在留管理局の長野出張所(長野市)で、入管職員からそう告げられた。他にも留学生9人が同じ理由で更新できなかった。

 「働き過ぎはいけないと知っていたから、自分も悪い。でも……」。リューさんは納得できなかった。

 留学生は学業がおろそかにならないよう、アルバイトは出入国管理法で「週28時間以内」に制限されている。学校近くのコンビニ弁当の工場2カ所でほぼ毎日働いたリューさんの昨年3月の労働時間は210時間。週50時間以上だ。違法と言われれば、否定はできない。

 だが、学校側が2カ所の工場を紹介し、毎日送迎もしていた、とリューさんは証言する。「なぜ自分だけが責任をとらなければいけないのか」

 学校側に取材すると、留学生にバイト先を紹介し、送迎していることは認めた一方、校長は「授業や休み時間などに週28時間以上働いてはいけないと口をすっぱくして言っていた。自己責任だ」と突き放した。

労働時間の超過を理由に、在留資格を取り消される留学生が増えています。しかし、ある「白いワゴン車」の動きを追うと、留学生だけが悪いとは言い切れない実態が見えてきました。記事後半には学校長の一問一答も。

ハンドルを握るのは学校職員

 2018年11月に来日した…

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