プロ野球、歓声なきキャンプイン 無観客、週1回PCR

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 プロ野球は1日、春季キャンプが一斉に始まった。5年連続の日本一をめざすソフトバンクなど4球団が宮崎県内で、8球団が沖縄県内でスタート。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため予防策を徹底し、当面の間、無観客で行う。

 楽天は医療体制などを考慮して離島の沖縄県久米島ではなく、本島の金武町キャンプイン。歓声が響かない中、選手たちはグラウンドに集まり、背番号「99」のユニホーム姿を披露した石井一久・新監督が「1年間通してみんなで同じ目標を持って戦いましょう」と呼びかけた。8年ぶりに復帰した田中将大投手(32)は当面、チームに合流せず、独自に調整する。

 沖縄県宜野座村の阪神のキャンプ地は歓声のない静かな朝を迎えた。大きな期待を背負うのは、近畿大からドラフト1位で入団した新人の佐藤輝明内野手(21)だ。昨秋のドラフトで4球団が競合した強打者は、背番号「8」のユニホーム姿でグラウンドに登場、ランニングなどで汗を流し、プロとして本格的に始動した。歓迎セレモニーで花束を受け取った矢野燿大(あきひろ)監督は、「元気な姿をテレビ、SNSなどでお届けして、ファンのみなさんの笑顔が増えるようにしていきたい」とあいさつした。

 昨季、8年ぶりのAクラスとなる3位だった中日は沖縄・北谷町のAgreスタジアム北谷で始動。米軍機の爆音はとどろくが、ファンのざわめきはない。出店は一店もなく、敷地内はロープが張られて「立ち入り禁止」の看板も。球場入り口には入場できずにたたずむファンの姿があった。

 歓迎セレモニーで、野国昌春・北谷町長が「この北谷に大きな花を咲かせていただきたい」と激励。「優勝めざして準備したい」と与田剛監督が答え、選手らは医療従事者や福祉関係者らに拍手を送った。

 巨人は感染リスクを下げるためにキャンプ地を分散させて始動し、一部の主力選手は本拠の東京ドーム東京都文京区)で練習した。

 宮崎市でキャンプを張るソフトバンクは投手と野手に分かれて始まった。午前11時ごろに主力中心のA組の投手陣がグラウンドに姿を見せ、軽く汗を流した。

 各球団はキャンプ中、約1週間に1度のペースでPCR検査を受ける。